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銅スクラップの種類と特徴まとめ|高価買取・リサイクルのポイントとは?
はじめに
建築現場や電気工事、解体作業などで発生する「銅スクラップ」。銅は電気や熱をよく通す性質があり、リサイクル資源として非常に価値の高い金属です。しかし、銅スクラップにはいくつかの種類があり、それぞれに特徴や買取価格の違いがあります。 この記事では、銅スクラップの代表的な種類とその特徴をわかりやすく解説し、高価買取につながるポイントや、リサイクルの流れについても紹介します。銅スクラップの主な種類と特徴
■ ピカ銅(ピカ線特号)
最上級ランクの銅スクラップ。被覆や酸化がなく、光沢のある銅線のみを指します。電線を皮むきして中の銅線がきれいな状態で残っているもの。 特徴:純度が非常に高く、リサイクル効率も抜群 買取価格:非常に高価■ 上銅
ピカ銅に次ぐランクで、銅パイプや板などが対象。酸化や異物が少ない状態であれば高評価。 特徴:赤みがあり、メッキや塗装がない 買取価格:高価■ 2号銅
酸化やハンダ、メッキなどが多少残っている銅。電線の皮むき跡や若干の汚れがあるもの。 特徴:ピカ銅より純度が低い 買取価格:中程度■ 下銅
異物の付着が多い、酸化が激しいなど状態が悪い銅。 特徴:色がくすんでいたり、汚れが目立つ 買取価格:低め■ 銅釜(仕上げ品・鉄付き)
調理器具や給湯器から取り外された銅製の釜。異物除去済みのものは「仕上げ品」、鉄や断熱材が残っているものは「鉄付き」として分類。 特徴:見た目により大きく評価が変わる 買取価格:状態に応じて変動銅スクラップのリサイクルの流れ
回収・持ち込み 解体現場や工場などからスクラップ業者へ搬入。 分別・選別 種類ごとに手作業または機械で分類。銅率が重要な判断基準。 圧縮・加工 運搬・溶解しやすいように圧縮や裁断が行われます。 溶解・再製品化 高温で溶かして再び銅素材へ。銅は何度でもリサイクル可能な金属です。 高価買取のポイント 異物をできるだけ除去しておく(鉄・ビニール・ゴムなど) 銅率の高いものをまとめて持ち込む(ピカ銅や上銅) 銅とアルミの違いを把握する(見た目や重量、磁石で判断) 信頼できる業者を選ぶ(事前見積もり・明朗査定)まとめ
銅スクラップは、その種類や状態によって買取価格が大きく異なります。純度の高いピカ銅や上銅は高価買取が期待できる一方、異物が混じった下銅や鉄付きのものは減額対象になります。リサイクルの視点からも、正しく分別し、資源として有効活用することが重要です。 不要になった銅製品があれば、ただ捨てるのではなく、賢くリサイクル・売却してみましょう。更新日:2025年06月20日